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先日、子どもの発達についてのオンラインのシンポジウムがありました。保育者として1人の母親として、皆様とも共有したいと思います。
子どもの発達とは子どもの心や体の成長、新たな能力を獲得する過程の事をいいます。子どもの発達は『周りの環境』が大きく影響するという事です。
例えば…
・着替えさせてほしいと駄々をこねる
・抱っこしてほしいと泣き出す
大変ですよね…。ものすごくよく分かります。しかし、大人が先回りしてやってしまうと子どもにどのような影響を与えるかというと…
①指先が思うように動かせない
②座っていられない
③活動に集中できない
その結果、小学生になっても授業に集中出来ずお子さんも親御さんも困ってしまう、という事が近年増えてきているようです。
子どもを見守る姿勢って大事なんですね。
もし、ぶつかってしまったとしても、親子の気持ちのぶつかり合いも、子どもにとっては「相手の気持ちを体験する」大事なことなんですよ!泣く前に予防線を張るのも大事なこともありますが、ぶつかってしまっても子どもの育つ過程の一つと捉えて前向きにいけたらいいですね。
保護者の皆さんはお子様が園でどのように過ごしているのか気になるのではないでしょうか?園の行事であったり、保育参観は格好のチャンスです。ただ、園での様子を見て1人で一喜一憂するのではなく、担当保育士とお話ししてみてください。心配なこと、お家での様子などなど。何かの糸口が見えるかもしれませんよ。
保育ボランティアとしてお子さんの様子を見ることもできますよ!絵本の読み聞かせや楽器を使っての演奏会、手品など皆さんの好きな事を園の子ども達に披露して下さるのも大歓迎です!ぜひいかがでしょうか♫
親御さんのみならず、園や保育者はもちろん、子どもに関わる周りの大人も『環境』です。
子どもに関わる全ての環境を通して子どもの発達を育み、子ども一人ひとりが心から安心して笑顔で過ごせるよう努めていきたいと改めて感じた講演会でした。
記:未満児担当保育教諭
〜先日の遠出の散歩より〜